身近な道具をちょっとおしゃれに。
今年度もあとわずか、4月からは新しい年度が始まります。学生生活を終えて就職される方、上の学校に進学される方はもちろん、皆さんにとって心機一転、新しいことにチャレンジする良い機会ではないでしょうか。
そして、そんな気分を後押ししてくれることの一つが、身近なモノを新調すること。それは、新しい服であったり、靴であったり…。
そこで、私たちがご提案するのは、普段なにかと使うことの多い文房具を変えてみること。事務的なお仕事をされている方にとって、文房具はお仕事の相棒としてなくてはならないもの。そうでない方にとっても、文房具はとても身近な道具の一つでしょう。そんな文房具を、ちょっとおしゃれなものにしてみませんか。
例えば、この穴あけパンチはドイツのHERDEGEN社製。HERDEGEN社は1956年にLEITZ社に買収された古い文房具の会社です。つまり、この穴あけパンチもそれ以前のとても古いものになります。多少錆も出ていますが、黒の塗装がしっかりと残っています。
穴を開ける機構の直線的なデザインと、把手の柔らかな丸みとの対比が心地よいこの穴あけパンチ、何よりも未だに現役で十分使用可能。更に付け加えると、この穴あけパンチは、1台で2種類の穴を開けることが出来るのです。
例えば、この鉛筆削りは旧東ドイツのFTE社製。機構は現代の鉛筆削りと同じですが、躯体はベークライトで出来ています。プラスチックの一種でありながら、独特な風合いを持つベークライトと、本体と比較するとやや大き目な4つのマイナスねじが、インダストリアルな雰囲気を強調しています。それに反して、削りカスを受ける受け皿のつまみのデザインの可愛らしさ。微妙なバランスが素敵なこの鉛筆削りも、勿論現役で使うことが出来ます。
この他にも、今回、てんぐーとでは、机の上に置いてあるだけで気持ちが和む、そして使ってみると手に馴染んで気持ちの良い、そんな文房具を揃えてみました。是非ご来店いただいて、実際に試してみてください。現代の文房具とはちょっと異なる悠長なデザインは勿論、数十年にわたり現役を続ける道具の愛おしさを実感していただける事と思います。