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イブの夜、新商品2点掲載

2024.12.24

今日は、クリスマスイブ。街中はもう、クリスマス特有のウキウキとした華やかな雰囲気でいっぱい…だと思うのですが、私はせめてAIにクリスマスソングを流してもらいながら、せっせとクリスマスムードとは無縁のこのブログを書いています。

ところで、そのAIが教えてくれたのですが、「クリスマスイブ」とは「クリスマスの前日」を意味するのではないそうです。ご存じの通り、「イブ」は夜や夕べを示す言葉。そこで、「クリスマスイブ」を直訳すると『クリスマスの夜』…『クリスマスの前日の夜』ではありませんね。そして、キリスト教では『教会暦』で日付を区切るそうで、それによると日没から次の日没までが1日とのこと。つまり、12月24日の日没から24:00までがクリスマスイブ、12月25日の日没までがクリスマス、と言うことになるそうです。60年以上生きていて、初めて知りました…

「人間、死ぬまで勉強だぁ!」と、改めて認識しながら、今回も2つのお品をご紹介しましょう。

先ず一つ目は、スウェーデンのRÖRSTRAND社製、RIOシリーズのポットになります。実は、何年も北欧雑貨に触れていながら、このシリーズにお目にかかるのは初めてです。調べてみると1950年代のお品とのことですが、デザイナーさん他それ以外の情報を見つけられず、記事を書くにあたってホトホト困ってしまったポットです。とは言え、スクエアな形を基調に絶妙にまとめられた全体のフォルムと、白地に落ち着いたグレーとレッドのデザインが可愛すぎない、ちょっと大人な魅力に溢れるひと品。しかも、お一人様から二人用に丁度良い大きさ。コンディションも申し分ない、とても優秀なポットです。

次にご紹介するのは、ドイツのBunzlau Keramik製のコーヒーポットになります。このポットに施された典型的なアールデコのデザインは、1930年代の蓋物の器やカップ&ソーサーにも良く使われており、その色の組み合わせも茶色を基調にしたものだけではなく、黄色や赤などの華やかなものもありました。直線が強調された幾何学模様と、スプレーで描かれた様な曖昧な表情との対比が、より一層アールデコを主張しているようで、妙に惹かれる魅力を持っています。こちらも、高さが13㎝、容量が350ml程度と、日本のご家庭で使うには手ごろな大きさになっています。

ちなみに、このポットと一緒に写っているのは日本の東洋陶器のポットになります。ドイツのポットと同じようなアールデコの雰囲気を纏ったデザインは染付技法によるものです。やはり、アールデコが全盛だった1920年から1940年頃まで作られたもので、それ故にドイツのポットと似たような雰囲気を持っています。こちらについては、また別の機会にご紹介したいと思います。

今回ご紹介した2つのポットが、今週の新規掲載商品になります。どうしても大きめのポットばかりが入荷されるなか、手ごろな大きさのこの2点のポットはサイズ的にもお薦めのお品になります。12月27日(金)には、実店舗の店頭に並べる予定です。是非、店頭にてその質感や大きさ、重さ、そして使い勝手をお試しになってください。年内は27日(金)、28日(土)、29日(日)が営業日となります。また新年の営業は、3日(金)、4日(土)、5日(日)からとなります。皆様のご来店、心よりお待ちしております。