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「カカオプー」だって…

2025.10.22

秋も深まって庭のハナミズキの紅葉がそろそろ始まろうとしています。枝垂桜や梅の木も毎日少しずつ葉を落としています。そんな風情のある風景をよそに、家の中ではある問題が生じています。それはカメムシ。大分寒くなってきたせいでしょうか、洗濯物に紛れ込んで室内に侵入してくるようになりました。壁に張り付いて動かなければ、ただの亀のような虫なのですが、床を歩いているときに踏んでしまったら大変。ご存じのように、カメムシはちょっかいを出すと臭いにおいを出すことで有名です。踏みつけるなんてもってのほか、見つけたら刺激を与えないように丁重に扱って外に放り出しています。カブトムシのように立派な角でも生えていればまだ人気も出るのかもしれませんが(でも平たいツノゼミみたいになって、ちょっと微妙かも…)、臭くておまけに作物の栄養を吸う、他の虫の体液を吸うとあっては、どうにも人気者にはなりそうもありません。

言うことをきかないカメムシのことは放っておいて、現在お店の壁にかかっているマリメッコのテキスタイルをご紹介しましょう。こちらはヘルシンキを拠点に活躍されるErja Hirvi (エルヤ・ヒルヴィ)さんがデザインした「kaakaopuu」と言う名前のデザインです。日本語で発音すると「カカオプー」になるのかな…「カカオの木」と言う意味だそうです。

初めてこのデザインを目にしたときには、どうしても某アイスクリームのキャラクターの「歯」が頭に浮かんできて、一瞬拒絶反応を起こしかけたのですが、いざ壁にかけてみるとなかなかインパクトのある良いデザインです。実際にカカオの木に実が生っている様子はこんな感じです。

枝先に実が生っている姿は見慣れていますが、幹や枝に直接実がぶら下がっているのは少し奇異な感じがします。この樹をこのようなデザインに落とし込むのですから、デザイナーの才能って本当に凄い!

お店では大きく広げて壁の装飾に使っていますが、ドレープを入れて一部を見せて飾るのもおしゃれ。また、ベッドカバーにしたりテーブルクロスにしたり、柔軟な布ならではの使い途は自由自在。実は目立たない小さな穴が開いているので若干お安く出しています。この機会に是非、憧れのMarimekkoの布を御自宅のインテリアに加えてください。