新商品を2種類、3点追加しました
2025.03.19
昨日は風もなく、比較的暖かかったのに、朝起きて外に目をやれば真っ白な雪景色。そう言えば、天気予報に雪マークがついていたけれど、まさかこんなに降るなんて思ってもいませんでした。かと思うと、昼からは太陽も顔を出して、うっすら積もっていた雪は、もう跡形もなく消えている。これで強い風が吹いていなければ、本当にポカポカ陽気。一日の中で真冬と春の両方を感じる、ちょっと贅沢(?)な一日です。
そんな変わりやすい天気に翻弄されず、不変の価値を持つビンテージを新たに2種類掲載しました。今回は特に人気のあるカップ&ソーサの方を紹介しましょう。
こちら、言わずと知れたJens H.Quistgaardが1950年代にデザインして、1980年代まで作られたRELIEF(レリーフ)シリーズのカップ&ソーサになります。ARABIAの食器などと共に、日本の北欧雑貨ブームを牽引してきた代表的なアイテムのひとつで、「北欧雑貨」と聞いたら、このシリーズを思い出す方も多いでしょう。既に、色々なところで紹介されつくしているこのカップ&ソーサ、ちょっと違った視点で見てみましょう。
まず一つ目、北欧の食器と言うと何となく厚みがあり、丈夫なイメージがありますが、このカップはとても薄く出来ているんです。感覚的には、ARABIA、Ruska(ルスカ)の半分かそれ以下の薄さ。これはデザイン上、繊細で優しい印象を与えますが、当然、飲んだ時の口当たりも違ってきます。この辺りは、飲み物の種類や好みによって用途も変わってくると思いますが、カップを選ぶ上でのポイントの一つになってくるでしょう。
もう一つ、クイストゴーのカップに共通することなのですが、取っ手が大きめに作られていて、指掛かりがとても良いんです。ARABIAのカップなどは、意外と取っ手が小さくて、親指と人差し指でつまむように持たなくてはいけないものが少なからずあります。実は、「ティーカップの取っ手に指を通さないのがティータイムのマナー」、つまりこのように二本の指で取っ手を摘まんで持つのが正しいマナーだそうです。でも正直申せば、取っ手に指を通した方がカップが安定するので安心して飲める。この安心感も、使うモノにはとても大切な要素であり、カップ選びのポイントの一つになるでしょう。
北欧雑貨と言うと、先ずその素晴らしいデザインに目が行きがちですが、もう一歩、使う道具としての視点も持ってみると、また違った魅力が見えてくるかもしれません。そして、その感触には実物に触ってみなければ分からないことも沢山あります。是非、てんぐーとの実店舗にご来店いただき、実際に沢山のモノに触れて、その感触を確かめてみてください。