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お弟子さん、大活躍のライブデビュー!

2024.12.02

実は、私は小学生の頃、ピアノを習っていました。と言っても、自発的なスタートではなく、母親の計らいで、いつの間にか習うことになっていた、といった感じだったでしょうか。だから、そんなに熱心に練習する筈もなく、先生がいらっしゃる時間を見計らって、自宅の裏の墓地に逃げこんで、死んだふりをしていました。当然、上達するはずもなく、あきれ果てた母が1,2年でピアノから解放してくれました。でも、ご存じでしたか? ピアノって、鍵盤叩くと誰でも簡単に音を出すことが出来る、って…

11月30日(金)に、てんぐーとで2回目となるサックスの「ちょい呑みライブ」が行われました。演奏は、もうすっかりお馴染みとなった羽鳥絢子さん。そして、今回はスペシャルゲストとして、羽鳥さんのお弟子さん、高校1年生の咲希さん(すごくステキな名前ですね!)が一緒に演奏してくださいました。

咲希さんがサックスを始められたのは小学生の頃から。ある日、けやき広場で行われていた音楽イベントで、トランペットとサックスの演奏体験をやっていたそうです。迷わずサックスを選んだ咲希さん、初めてなのに音を出すことが出来たそうです。サックスって、リードという葦の仲間で出来た薄い板を、息の力で振動させることで音を産み出しており、ピアノみたいに ”叩けば音が出る” 様な訳にはいかないのに…しかも、小学生だから指がキーに届かないだろう、と思っていたら、「奇跡的に届いてしまった」とは、咲希さんのお母様のお言葉。咲希さんのサックス人生のスタートです。更に更に、お母様のご友人から「良い先生がいらっしゃるから」と、羽鳥さんを紹介されたのも素敵な巡り合わせ。それから本格的に練習を始められたそうです。実は、お父様もトランペットを演奏されるとのこと。これはもう、サックスを演奏するのは運命のようなもの!

ライブは、羽鳥さんの独奏からスタート。演奏は勿論のこと、軽妙なおしゃべりで15人のお客様を、あっという間に音楽の世界に引き込みます。そして、咲希さんの登場。師弟お二人で奏でる、さすがの息の合った演奏は、羽鳥さんの独奏とはまた違った魅力に溢れていました。咲希さんの堂々とした演奏と、それでも演奏が終わると、ちょっとホッとしたような安堵の表情を交えた笑顔で羽鳥さんと視線を交わしたあの瞬間に、温かい満足感と幸福感を感じたのは私だけでしょうか…

お二人とも、とても真剣に、でもとても楽しそうに演奏されていました
ちょっとしたしぐさや表情の中にも師弟愛を感じます!

「外から見ていたけど、とても楽しそうだった」と、翌日曜日に常連さんが仰られた第2回の「ちょい呑みライブ」、羽鳥さんのお人柄なのでしょう、演奏される方も観ている方も、みんな温かい気持ちでいっぱいになってお帰りになられました。羽鳥さんのライブは、これからも年3回実施していく予定です。次回のライブは、来年4月12日(土)を予定しています。詳細はまた、期日が近くなりましたらホームページ、インスタ等でお知らせいたします。どうぞ、次回もお楽しみに!