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ドイツの桜とアイスコーヒー

2024.04.11

桜の花の下で入学式を迎える―私が小さい頃は、桜と入学式はワンセットで、それが当たり前だった様に思います。それが温暖化のせいなのか、いつ頃からか3月の中旬から下旬辺りには桜の開花が宣言されるのが「例年通り」になってしまい、実際、入学式の頃にはすっかり葉桜に変わってしまうことが常になってしまいました。ところが今年は、3月の気候が不安定だったせいなのか、開花宣言がグズグズと遅れ、それに伴い東京・埼玉辺りでは、先週の日曜日に満開を迎えていました。翌月曜日は、入学式を迎えた学校さんも多く、久しぶりに私が思い描く「入学式に桜」の絵を見ることが出来ました。

ところで、日本で桜と言えばソメイヨシノ。江戸時代に生まれたこの品種は、その成長の早さと品の良い花の形、そして多分、日本人の感性にマッチする散り際の潔さと儚さによって、瞬く間に日本全国に広がりました。

ところ変わって、ドイツにも桜の名所があります。例えば、ボンの桜並木はご存じの方も多いでしょう。実は、ドイツの桜は圧倒的に八重桜が多いのです。しかも、日本で見る八重桜には、豪華さの中にも儚さを含んだ「雅」なイメージがありますが、ドイツのそれはひたすら豪華絢爛。しかも、ドイツの気候が余程合うのか、日本ではあまりお目にかかれない様な大きな樹が沢山あるのです。それはもう、圧巻の一言。春にドイツに行かれる機会があれば、ゆっくりと桜鑑賞する時間も計画に入れてみてはいかがでしょう。

デュセルドルフの隣町、メアブッシュにあるお薦めの一本。メアブッシュ駅からライン川に向かう途中の住宅街にある八重桜です。
花のクローズアップ。ひたすら豪華…

さて、桜が散り始めると、そろそろ汗ばむ日も増えてきます。そこで、てんぐーとでは、先週からアイスコーヒーのご提供を始めています。丁寧に淹れた深煎りコーヒーを、氷で急速に冷やしたアイスコーヒー、ブラックで楽しむのは勿論、ミルクとの相性も最高です。是非一度、お試しくださいマセ。

一杯ずつ丁寧に淹れてのご提供になるので、時にはお時間を頂くこともあります…