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愛を叶えるプリン

2024.02.19

皆さんは、「さだまさし」さんが一世を風靡した時代を御存じですか?

さだまさしさんは、吉田正美さんとフォークデュオ『グレープ』を結成、「精霊流し」や「無縁坂」、「縁切寺」などでブレークしながらも、1976年にはグレープは解散、ソロ活動を始めました。その後も、「雨やどり」や「秋桜」他、数々の名曲を創り、今も歌い続けています。今でこそ、”歌う鶴瓶”みたいになっていますが(さださん、鶴瓶さんゴメンナサイ(笑))…さださんが創る曲の中でも、特にシリアスなものとコミカルなものに振った曲をご紹介したいと思います。

私が是非お勧めしたいシリアスな曲は、1977年のアルバム『風見鶏』に収録された「飛梅」、そして1979年のアルバム『夢供養(”むきょうよう”ではありません、”ゆめくよう”です…と、本人もコメントしています)』に収録された「まほろば」です。どちらも万葉の世界に通ずる言葉を上手にちりばめた名曲です。片や、是非視聴していただきたいコミカルな曲は1979年にリリースされたライブアルバム『随想録』に収録された「敗戦投手」、そして『夢供養』に収録された「パンプキン・パイとシナモン・ティー」です。前者はある男性の悲哀を、後者はある男性の願いの実現を優しく歌い上げています。

その「パンプキン・パイとシナモン・ティー」の中に、こんな歌詞が出てきます…「シナモンの枝でガラスに三度、恋しい人の名を書けば、愛が叶えられると娘らは信じてる」…そんな愛を叶えるシナモンの枝はご提供できませんが、それに負けずとも劣らないスイーツが1月からメニューに加わっています。その名は、『恋プリン』!…既に、沢山の方々からご指名頂いている『恋プリン』、命名は深谷の田中農場さんの宝玉卵を贅沢に使い、その原材料の良さを生かした”濃い”プリンから来ています。

この宝玉卵、見た目の黄身の色が示すように、味の豊かさが素晴らしいので、『恋プリン』はその味を出来るだけ壊さないように、甘さちょっと控えめにしています。その名の通り、オレンジ色の濃いプリンに苦み控えめのカラメルソースと、少し洋酒を利かせたクリームを乗せて、仕上げにチョコレートのハートがアクセント。一口お口に入れると、卵の優しさがフワッと広がる『恋プリン』、恋しい人のことを思いながら食べると、愛が叶えられるかもしれません。

ところで、なぜか皆さん、注文されるときに、ちょっと恥ずかしそうに「こいぷりん、オネガイシマス」と頼まれるんです(笑)。どうぞ、元気よく、「こい」の「こ」ではなく、「い」に強くアクセントをつけてご注文ください!!

残念なことに、冬の寒い日はニワトリさんも沢山の卵を産めないようです。宝玉卵を入手できないときは『恋プリン』の販売もお休みになります。当店には、美味しいチーズケーキ(ゲリラ的に新作を出しています)やシフォンケーキもあります。是非のご来店、お待ちしております。