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買付品をチョイ見せ~ヘルシンキ編2~

2026.07.28

買い付けの旅から日本に戻って、ちょうど1週間経ちました。さすがに北欧の冷涼な空気に慣れた身体も、超高温多湿な日本の夏の感覚を取り戻しつつあります。困ったことに、時差ボケがなかなか治らず、昨日は久々の三日間のお店営業の疲れもあったのか、目が覚めたのが午前11時!一日の半分が睡眠に消費されていました…

折角、北欧まで買い付けに行ってきたのだから、もう一回くらいは現地のお話をしましょう。ヘルシンキを訪れた時に、私たちが必ず行く場所のひとつにスオメリンナ島があります。ここはスウェーデン統治時代にロシア帝国からの防衛を目的に要塞化が始まった海上要塞の遺構になります。1991年にユネスコ世界文化遺産に登録されており、「フィンランドのお薦めの観光地は?」という質問に対して必ず回答に出てくるほどメジャーな観光地です。

交通アクセスは非常に良く、ヘルシンキのマーケット広場から20~30分おきに出港する水上バスに乗ること15分ほどで島に到着します。日本で言うと、”安芸の宮島”に参拝するのと同じようなイメージですね。但し、”宮島”が『観光地』として非常に整備されているのに対して、スオメリンナ島は魅力的な要塞の遺構といくつかのミュージアムはあるものの、それを感じさせない大らかさがあるように思います。「観光をする」、というよりも「お散歩に来ました」的なのどかさがそこにはあります。

”要塞の島”だけあって、それらしい遺構が至るところで観ることが出来ます。晴れて風も波も穏やかな日は、静かに澄みきった海と荒々しい石垣とのコントラストも楽しむことが出来ます。

周りを見ると、ただぶらぶらと散歩をする人、お茶をしながらのんびりとくつろぐ人、海辺の岩の上に座って海を眺めながらお話をしている人…そんなに気温が高くないのに海水浴をしている人もいますが、みんな思い思いに生活の延長のような感じで過ごしています。そんなゆるい雰囲気が気に入って、買い付けの疲れを癒しに訪れる場所がスオメリンナ島です。今回も、ただぶらぶらして、カフェでお茶して、日光で温められた岩の上で爆睡しただけ。でも、買い付けで一日中忙しく走り回って疲れた心身をリフレッシュするには余りある贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

散策途中にある小さな湾。気温は日向で25℃くらいか。海水温もそれほど高いわけではないが、泳いでいる人もチラホラと見受けられました。
私たちがいつも散策の終点に決めているキングスゲート。小さな円形劇場のようになった港は、格好の憩いの場所。それほど大規模な場所ではないが、散策のスタートである港への折り返し地点として、見学のハイライトにピッタリな場所。ここでひと休みしてから帰路につくのがちょうど良い。

さて、本題の買付品の紹介に入りましょう。ひとつ目は前回同様、iittala社のガラスカード。ガラスカードを見つけるとついつい仕入れてきてしまうのですが、こちらはちょっと変わった形のガラスカードになります。ご覧の様に縦に長い馬蹄形のガラスに可愛らしい猫チャンのデザイン。鮮やかなグリーンの草原に蝶々のアクセントもステキなひと品です。「猫大好き!」な方はもちろん、そうでない方も玄関でこんな猫チャンがお出迎えしてくれたらほのぼのしちゃいますよね~。

そして、猫チャン繋がりでもうひとつ、小さな黒猫のフィギュアです。ちょっとユルいデザインの猫チャンですが、根拠もなく威張ったキュートな姿に魅かれて、つい手に取ってしまった不思議な猫チャンたち。インテリアのアクセントに使ったら、きっと面白いストーリーが生まれてきますよ。

…ところで、スオメリンナ島の記事で言い忘れたことがありました。それは、「スオメリンナ島であなたに忍び寄る怪しい影」、カモメの存在です。優雅にお茶をしているとき、油断をしてテーブルにパンなどを無防備において置こうものなら、突然空からカモメが舞い降りて、サッとパンを咥えて持って行ってしまいます。実際、私たちの隣でお茶をしていた老夫婦もやられていましたし、家内は手に持っていたおにぎりまでむしり取られていきました…合掌