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電気スタンドの化粧直し

2026.04.16

「フライパンを育てる」という言葉がありますね。これは、特に鉄のフライパンに対して適切な手入れを行うことで性能を向上させ、長持ちさせることを意味します。具体的には「油慣らし」とか「油返し」と言ったことを行うことで、フライパンが使いやすく「育つ」そうです。ご興味があればネットでご確認いただき、ここではその言葉だけお借りして、話を進めたいと思います。

「フライパンを育てる」-「モノを育てる」とはよく言ったもので、骨董やビンテージの世界でもよく耳にする言葉です。実際には生物学的に成長することはない「モノ」ですが、例えば茶器などは使い込むことで見た目も使い勝手も良くなるそうです。この様子を擬人的に「育てる」と表しているのでしょう。

ところで、お店に並んでいるお品は、どれも自分たちの好きなもの、気に入ったものであることを機会あるごとにお伝えしています。ですので、お買い上げいただくときにはまるで「お嫁に出す」ような気持ちになります。「可愛がってもらえるかな?」、「どんな使い方してくださるのかな?」などと、なかなか複雑な気持ちだったりします。

先日も、電気スタンドをひとつお買い上げいただきました。実は、電気スタンドをお店に並べるときには、電気的な安全の確認だけは行って、あとは80%くらいの完成度でお手入れをして展示していることが多いです。そして、お買い上げいただいたときに改めて見直しを行い、完璧な状態に整備・清掃を行ったうえでお渡しをするようにしています。つまり、お嫁に出すにあたって「化粧直しをする」といった具合ですね。

主な作業としては、ソケットを分解して清掃・整備、場合によっては交換、必要に応じてコードやスイッチの交換。電気的な問題を解決したら本格的な本体の掃除、と言った手順です。それこそお嫁に出すときの如く改めて磨きなおすと、スタンドもそれにこたえるように本来持っている美しさを発現するかのように輝きだすから不思議なものです。「こんなに魅力的だったのか…」と、改めて感心することもしばしば。

こちらのスタンドを整備・清掃します。
ソケットを分解してチェック、コードは交換します。
こちらが整備終了の状態です。コードの長さやスイッチの位置は応相談です。

こんな感じで、お客様に自信をもってお渡しできるように「化粧直し」を行っています。そして、そんな電気スタンドに再会された時、更に輝きを増した姿に驚かれるお客様も少なくありません。今回の電気スタンドも、きっと喜んでいただける事と思います。

現在、まだまだ色々な電気スタンドの在庫がございます。ただ残念ながら、実店舗のスペースに限りがあるため、常設は4台のみ。ホームページをご覧になり、「このスタンドが見たい」と言ったご要望がありましたら、事前にご連絡くださいませ。実店舗や自宅のストックヤードからお持ちいたします。どうぞ宜しくお願いを致します。