広くて深いガラスの世界
2026.01.06
「レンズ沼」という言葉をご存じですか?
私の現在の愛用カメラはPENTAXのK-xです。ホームページに載せる商品の写真をはじめ、様々なところで活躍してくれる万能機ながら、どちらかというと一眼レフ初心者の入門機的な存在で、使い勝手の良いカメラです。お値段もそんなポジションのカメラですから、レンズキットでもそれほど高価ではなかったように記憶しています。
ところで、カメラを趣味にされている方ならお分かりだと思いますが、写真撮影で一番重要視されるのは「レンズ」の性能ですね。もちろんボディのスペックも大切ですが、撮影対象である「光」をとらえるのは「レンズ」。だから、レンズの種類は性能や用途によって無限に存在します。そこを追求していったらもうきりがない。しかも「レンズ」の値段もきりがない。最近のカメラボディは性能向上に伴ってどんどん高価になっています。でも「レンズ」の値段に比べたら、まだまだかわいいもの。ご興味がおありでしたら、ちょっと調べてみてください。きっとびっくりしますよ。
ですから、しっかりと自分が撮りたい物・事を理解して、その目的に合った「レンズ」を選ぶようにしないと大変。無計画に”アレも欲しい”、”コレも欲しい”と購入していったら、それこそきりがない底なしの「レンズ沼」にはまってしまうのです。
さて、私が雑貨屋を始めるにあたり相棒に宣言したことがあります。それは、「ガラス製品には手を出さない」。実は、骨董やビンテージに接し始めた時から、ビンテージの和ガラスの美しさには魅かれていました。対象は主に大正時代の電気の笠。
あんなに硬いガラスなのに、色々な技法によって色や形が様々に表現される、その不思議さ。ちょっと手を滑らせて下に落としただけで簡単に壊れてしまう儚さ。どれもが私にとっては大きな魅力でした。そして後年、北欧のガラスを初めて見たときに知るのが、さらに奥行きのあるだだっ広いガラスの世界、「ガラス沼」ならぬ「ガラス海」。本当に、それを追求していったらもうきりがない。しかも「レンズ」同様、「ガラス」の値段もきりがない。それ故の「ガラス製品には手を出さない」宣言だったのですが、やっぱりガラスの魅力には勝てませんでした(笑)。今回は、これからお店に並ぶもの、自身が愛蔵しているものも含めて幾つかご紹介しましょう。




ちなみに、私が所有しているレンズはキットレンズのsmc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6ALと、主に後背のボケを強調したい時に使うPENTAX SMC FA J 75-300/4.5-5.8AL の二本だけです。どちらも廉価版のレンズながら私の仕事の内容を考えればもうこれで十分。骨董やビンテージの世界にも、そんな”満足の到達点”みたいなものがあれば苦労はしないのでしょうけど…それはそれでつまらないですよね、なんてまた言い訳している(笑)
2026年が始まりました。既に、3日(土)から営業も始まり、前日の降雪で足許が悪いのにも関わらず、沢山のお客様にご来店いただきました。本当に有難うございました。また新たな一年、「てんぐーと」らしい温かなおもてなしを大切に精進したいと思います。本年もどうぞ宜しくお願いを致します。