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「立体感」がキーワード

2025.11.19

ただの平らな一枚の布から色々な形・表情が生まれてくる。11月16日に行われたワークショップ、「大人のためのスカーフアレンジメント」の講師、長谷川由美さんの手にかかると、まるで折り紙のようにスカーフが立体感をもって新たな美しさを表現する。

今回のワークショップは、5名の参加者それぞれがお持ちになったスカーフを使って、長谷川さんの丁寧な説明にそって実践しながら進められました。普段スカーフをされることのない参加者の面々にとってはなかなかの難題の様子。しばしば飛び交う「?」マーク。すると、絶妙のタイミングで長谷川さんが手直ししてくださいます。あれやこれやとお話をしながら微妙なポイントもおさえて、楽しく覚えられるところがネット情報とは違う、ワークショップの良いところでしょう。そんな和やかな雰囲気で進められたためでしょうか、長谷川さんの明るいお人柄もあって、今回のワークショップは和気あいあい…と言うよりも、わいわいと活気のある、まるで昔からの友人の集いのようでした。

ところで、先に「まるで折り紙のように」と表現しましたが、紙と違って布はもっとフレキシブル、時には重力がかかって折角作ったフォルムが崩れてくることもあります。長谷川さんは、そのような時のための隠し技もレクチャーされていました。そんな、スカーフの長所も短所もすべて把握されたうえでのご指導。更に、偶然できたものもプラスの要素に変えてしまうポジティブな助言は、そこから長所を見出して魅力に変えてしまう豊富なご経験から来るのでしょう。「スカーフだけで考えるのではなく、トータルでのコーディネートが大切」との言葉通り、個人個人のスタイルや洋服、それらすべてをトータルでアドバイスされていました。

ワークショップのあとのティータイムでは、カラーボトルを使ったカラーセラピーのお話も紹介なさっていた長谷川さん、本当に多才で色々な肩書をお持ちです。その中のひとつが「スカーフコンシェルジュ®」…お気づきになりましたか、最後の「®」の文字。コレ、登録商標のマークですね。ご友人に勧められて「特許庁に申請してみたら承認されちゃった」そうです。と言うことは、もしかしたら世界でただ一人の「スカーフコンシェルジュ®」かもしれない長谷川さん、来年の春ごろにまたワークショップを開く予定です。今回参加できなかった方もぜひ次の機会に、多彩なスカーフの世界を体験なさってください。