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新商品19+1点、追加しました

2025.09.15

いつの間にか9月も中旬、蒸し暑さは相変わらずですが、それでも少し気温も落ち着き、幾分過ごしやすくなりました。年々暑さが増す日本列島ですが、「暑さ寒さも彼岸まで」と言う言葉の通り、お彼岸を過ぎると意外と涼しくなるから不思議です。そのお彼岸まであと少し。夏の疲れも出てくる時期ですから、みなさま無理をなさらず、上手にお身体の回復に努めてください。

さて、19+1品の新商品をホームページにアップしました。今回は、ビンテージでしか手に入らないARABIA24Hシリーズのテールグリーンの食器もいくつか紹介していますよ。ところで、新商品の「+1」とは何かというと、それはこちらの商品になります。

こちらは、20世紀スウェーデンを代表する陶器メーカー、Upsala-Ekeby / GEFLE(ウプサラ・エクビー/ゲフレ)製の少女のフィギュアになります。ウプサラ・エクビーは、1886年にストックホルムから北にあがったウプサラのエクビー村に設立されました。1935年には同じスウェーデンの陶磁器メーカーGEFLE(ゲフレ社・1910年創業)を吸収するなど、20世紀にはいると同業者を次々に吸収し、UEグループを形成。1950年代にIngrid Atterberg(イングリッド・アッターボリ)の作品がミラノトリエンナーレにて金賞を受賞するなど最盛期を迎えます。しかし、1960年代から経営が悪化、1979年には廃窯しています。そんなUpsala-Ekeby / GEFLEの貴重な少女像です。デザインはイギリス生まれのDorothy Clough(ドロシー・クラフ)。柔らかい陶器の風合いをまといながら、服のしわや頭に乗せたかごの網目、魚のひれなどもしっかりと表現されています。そして、がっちりとした手足と共に彩色された青い目が堂々とした力強さを象徴する、とても存在感のあるフィギュアなのですが…

残念なことに首と腕に直しがあります。その傷の分を差し引いても十分に魅力のある女の子ちゃんだったので、あえて日本に持ち帰ってきました。その分、価格はお安くなっておりますが、実物をご覧いただき、納得されたうえでのご購入をと考え、店頭での販売のみとさせていただきます。

本当に少女のやさしさと力強さ、そして包容力まで感じさせる素敵な少女像です。是非、実店舗で手に取ってご覧くださいませ。