「臨床美術」、体験してみませんか?
2025.08.05
「臨床美術」という言葉をご存じですか?病床や患者さんに接して診察・治療することを意味する「臨床」という言葉と、「美術」という言葉の繋がりが中々見いだせないのが正直なところ。インターネットで調べてみると、この問題を意外とスマートに、かつオーソドックスなものとして解決してくれました。
曰く、『臨床美術(クリニカルアート)とは、絵やオブジェなどの作品を楽しみながら作ることによって脳を活性化させ、高齢者の介護予防や認知症の予防・症状改善、働く人のストレス緩和、子どもの感性教育などに効果が期待できる、芸術療法(アートセラピー)のひとつ』(「臨床美術とは-アートクルリエ(アートクルリエ”https://clurie.com>about-clinicalart”)」より抜粋)だそうです。「絵やオブジェを楽しみながら作るのであれば、図工や美術の授業と変わらないではないか」と、思われる方もいらっしゃるでしょう。そこで、もう少し具体的に「臨床美術」を説明している対談をご紹介しましょう。それはこちらの記事、『誰でも自然に「感性」が引き出されるアートプログラム【臨床美術】』(kidsna.com “https://kidsna.com>magazine>article”)になります。これを読んで頂ければ、「臨床美術」の誕生から考え方、手法、効果などが良くお分かりになると思います。特にリンゴを描くことを例にしてアートプログラムを紹介するくだりに出てくる、『「感じることができれば表現できる」というスタンスを大事』にしていることや、「感じて描く」という手法はとても印象的です。
さて、その臨床美術をテーマにしたワークショップが9月7日(日)にテングートで開催されます。講師は臨床美術士の資格を持たれる宮原美香さん。臨床美術についての勉強を長年やられていて、すでに多くのワークショップで実績も積まれています。勿論、臨床美術のアートプログラムについての引き出しも沢山お持ちで、企画段階ではどのテーマにするか迷ったくらい。今回のワークショップでは、どのようなアートプログラムが紹介されるのか、とても楽しみです…と、記事を書いてブログでも参加者募集をしようと思っていたら、本日、参加希望のお申し込みを沢山頂き、満員御礼になってしまいました。大変に申し訳ありません。こちらのワークショップにつきましては、第2回の企画ができ次第、またご紹介させていただきますね。
ここ数日、日中に街中を歩いている人を見かけなくなりました。そもそも私自身、日中に出歩くことがなくなりました。たまに出かけて知り合いに会った時の合言葉は、「ホントに暑いですねぇ」…皆様、お身体大切になさってください。